約 868,614 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1844.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355052532/ キーンコーンカーンコーン 京太郎「……むにゃ……んん……」 京太郎(あれ……俺いつの間に寝て……) 京太郎「……ふわぁあ……」 京太郎(うわ、肩いてー)コキコキ 「ねえ、部活決めたー?」「ううん、まだー」 京太郎(は……? 部活?) 「俺はやっぱり麻雀部かなぁ」「なんだよ、お前も福路先輩目当てかよーw」 京太郎(なんなんだ……この高校入りたての懐かしい感じは……) 京太郎(つか、あれ……? なんか教室の雰囲気がいつもと違うぞ……?) 京太郎(クラスの連中も見たことない奴ばかりだし……) 京太郎「うーむ……」 京太郎(いったいどうなってるんだ……?) 京太郎(ちょっと外の様子見てくるか……)ガタッ 京太郎「……」スタスタ ワイワイ...ガヤガヤ... 京太郎(ふむ……明らかにここ清澄じゃねえな) 京太郎(俺はいつの間に別の学校に紛れ込んだんだ……?) 京太郎「……」 京太郎(仕方ない。誰かに聞いてみるか……) ??「……」スタスタ 京太郎「あの……すみません」 ??「えっ、私ですか……?」 京太郎「ええ、ちょっとお聞きしたいんですが……ここって何高校でしたっけ?」 ??「へ……?」 京太郎「あっ……いや、そのですね……」 京太郎(お、俺はいったい何してんだ……自分の今いる場所の名前を聞くとか明らかに不審だろ……) 京太郎「え、えーっと……」 ??「ここは風越高校ですが……」 京太郎「え……か、風越?」 ??「はい。もしかして学外の方でしょうか? あ、でも制服……」 京太郎「ん……おわっ!」 京太郎(俺の制服が学ランからブレザーになってる……!? な、なんで……) 京太郎(つか、今この人風越とか言わなかったか……? 風越っつったら、地区予選で咲たちと戦った長野の名門校……) ??「えっと……どなたか先生をお呼びしましょうか?」 京太郎「ああ、いや結構です! 変なこと聞いてすみませんでした!」 ??「は、はぁ……」 京太郎「そ、それじゃ……!」 スタスタ... 京太郎(くっ……ますますわけがわかんねえ……) 京太郎(ていうか今の人……どっかで……) 京太郎「……ああああああああああああっ!!」 ダダダッ 京太郎「あの~! すみませ~ん!!」 ??「え……きゃあっ!!」 京太郎「っと……!! はぁ、はぁ……す、すみません」 ??「い、いえ……平気です」 京太郎「えっと、あの……あなたは福路美穂子さん……ですよね?」 美穂子「そ、そうですが……」 京太郎「やっぱり! なんで忘れてたんだ、俺!」 美穂子「え、えっと……」 京太郎「あ、すみません。つい興奮しちゃって……」 京太郎「実はですね……俺、なんでか知らないけど、気づいたらこの学校にいまして……」 美穂子「は、はぁ……」 京太郎「一体どういうことなんですかね……?」 美穂子「え……えっと……」 美穂子「―――つまり……居眠りから覚めたら全く別の高校にいた、ということですか?」 京太郎「はい。ちなみに今って何日ですか?」 美穂子「4月の7日ですけど……」 京太郎「ほ、ほんとですか!?」 美穂子「え、ええ……はっ、まさか……」 京太郎「はい、時間も遡ってますね……俺が元いた時間は6月の15日、長野地区予選が明けてすぐの頃です」 美穂子「と、とても信じられませんね……」 京太郎「俺自身、実感わかないっすよ……ていうかなんでこんな目に……」ガクッ 美穂子「き、気を落とさないでください……えっと……」 京太郎「あ……俺、須賀京太郎って言います!」 美穂子「須賀君……ですか。私は風越高校3年の福路美穂子です……って、これはさっきも言いましたよね?」 京太郎「福路先輩のことは俺も知ってますよ! なんったってあの名門風越麻雀部のキャプテンっすから!」 美穂子「そ、そんな大した身分ではありませんが……///」 美穂子「須賀君がいた高校はどこなんですか?」 京太郎「清澄っていうんですけど……たぶん知りませんよね?」 美穂子「ええ、ごめんなさい……」 京太郎「いやいや、別にいいですって! なにせ、今年が団体戦に出るの初なんすから!」 美穂子「まだ無名の高校、というわけですね」 京太郎「そうっすね。でもまぁ地区大会では……」 京太郎「っ!」ハッ 美穂子「? どうかしましたか?」 京太郎「い、いえ……なんでもないっす」 京太郎(今は地区予選も始まってない時期なんだよな……ってことは、予選通過したのがうちだってばらすのはさすがにまずいよな……?) 京太郎「そ、そういえば! 風越って女子高じゃありませんでしたっけ?」 美穂子「女子高、ですか? うちは創立以来ずっと共学制をとっていたと思いますが……」 京太郎「へえ……」 京太郎(ま、そうなるよな……じゃなきゃ俺はとっくに変質者扱いだろうし) 美穂子「あの……立ち話でもなんですし、よかったらうちの部室へ行きませんか?」 京太郎「部室って……もしかして麻雀部のっすか!?」 美穂子「ふふ……他にどこがあるっていうんですか?」 京太郎「そ、そうっすよね! すんません」 美穂子「いいえ。それじゃ行きましょうか?」 京太郎「は、はい!」 ――――――――――――――――――― スタスタ... 京太郎「……」チラッ 美穂子「……」 京太郎(しっかし……めっちゃかわいいなぁ、福路さん……) 京太郎(こんな美人さんと普通に会話できるなんて、夢にも思ってなかったぜ…… これだけでもこの変な現象に巻き込まれたかいがあったってもんだ) 京太郎(とりあえず今は情報収集だ……決してやましい気持ちなんてないからな?) 美穂子「須賀君、つきましたよ」 京太郎「! こ、これが風越麻雀部の部室……」 コンコン...ガチャ 美穂子「すみません、遅れました」 「「「「お疲れ様です、キャプテン!!」」」」 美穂子「ええ、みんなお疲れ様」ニコッ 京太郎「ぉお……」 京太郎(部室ひれー……ってか、部員の数すげー……うちとは雲泥の差だなこりゃ) 京太郎(しっかし今のハモり具合……福路さんの人望っぷりも並じゃねえな……) ??「こらぁっ!! 福路ッ!!」 京太郎「っ!」ビクッ 美穂子「は、はい……!」 ??「てめえ、私より遅れて部室にくるたぁいい度胸してんなぁ」 美穂子「す、すみません……」 ??「キャプテンって立場をもう少し自覚しろ!! てめえがそんなんだと、後輩に示しがつかねえだろうが!!」 美穂子「も、申し訳ありません……久保コーチ」 京太郎「こ、こ……」 京太郎(こ、こええええ~っ……こんな人がいんのかよ……) 京太郎「ふ、福路さん……大丈夫っすか?」 美穂子「え、ええ……ごめんなさいね」 久保「んあ? 誰だぁ、そいつは……」 美穂子「あ、この方は……その……」 京太郎「え、えっと! 麻雀部の見学にきました、1年の須賀京太郎っす! よろしくお願いします!」 久保「なんだ、見学かよ……んじゃ―――」 久保「池田ァ!!」 ??「にゃ!!?」 久保「お前、どうせヒマだろ? そいつの面倒見てやれ。福路はこっちへこい、少し話がある」 美穂子「は、はい」 京太郎「え……ちょ」 美穂子「ごめんなさい、須賀君。話が終わったらまた来るから」 美穂子「……華菜、須賀君のこと頼んだわよ?」 池田「ん……まぁ、キャプテンの頼みなら仕方ないし」 池田「……お前、名前はなんていうんだ?」 京太郎「あ、須賀京太郎っす」 京太郎(いやさっき言ったじゃねえか……) 池田「ふーん……」 京太郎「……」 池田「……わかった、ちょっと来いし」 京太郎(?? なにがわかったんだ? ……まぁいいか) 京太郎「……」スタスタ 池田「……みはるん、ドムっち、文堂! 新入りだし!」 京太郎「い、いや俺……まだ入部したとは……」 未春「あ、どうもこんにちはー」 京太郎「あ、どもっす」 純代「……」 京太郎(い、威圧感のある人だな……)ペコリ 文堂「1年の文堂星夏です。よろしくお願いします」 京太郎「あ、こちらこそ……」 京太郎(この人は同学年か) 池田「んで、私が風越のナンバー2……池田華菜だし!」 未春「もう、華菜ちゃんったら……こういう子なの、気にしないであげてね?」 京太郎「は、はい……」 池田「ふふ……さあ、打ってみろだし!」 京太郎「あれ、池田……先輩はいいんですか?」 池田「ん? お前じゃ私の相手にならないから、この三人で十分だし!」 京太郎「あ、そうっすよね……はは……」 京太郎(こ、こいつうぜえ……) ――――――――――――――――――― 京太郎「うーん……」カチッ 池田「はぁ!?」 京太郎「っ!」ビクッ 京太郎「あ、あれ……違いました?」 池田「違うとか以前にありえないし! なんで8索の方を捨てないし!」 京太郎(い、いや……手牌ばらすなよ!) 京太郎「す、すんません……」 池田「もういいし! ちょっとそこ変われし!」 京太郎「え、ええっ!?」 京太郎(な、なんなんだよちくしょう……) 未春「ちょ、ちょっと華菜ちゃん。それはあまりにもひどいよ……」 京太郎(こ、この人は天使だ……!) 池田「ひどいのはこいつの打ち方だし! 華菜ちゃんが手本を見せてやるんだし! ありがたく思え!」 京太郎(そ、それに比べてこいつは……)ピキピキ ――――――――――――――――――― 純代「……」スッ 池田「それロンだし! タンヤオ平和一盃口ドラドラの満貫だし! 」 純代「はい」 未春「あーもう。華菜ちゃんは相変わらず強いなぁ」 華菜「へっへーん、どんなもんだし! 見たか、新入り! これが王者の打ち筋ってやつだし!」 京太郎「さ、さすがっすね……」 京太郎(く、悔しいけどすげえ……風越ナンバー2の名は伊達じゃないってことか) 華菜「この華菜様がお前のことをこれからみっちり特訓してやるし!」 京太郎「い、いやだから俺……」 美穂子「……お待たせ、須賀君。どう? 部の雰囲気には慣れたかしら?」 池田「キャプテン!」京太郎「福路さん!」 池田「むっ……お前、キャプテンのことを軽々しくさん付けで呼ぶなし!」 京太郎「あ、すんません」 美穂子「いいのよ。むしろ親しみが籠ってるようで嬉しいわ」ニコッ 京太郎「っ!」ドキッ 京太郎(この人はなんてお優しい方なんだろう……! 女神だ……女神がご光臨召されたぞ……!!) 池田「ダメだし! ちゃんとキャプテンって呼ぶし!」 京太郎(ぐ……うっせーなこいつは……) 美穂子「それじゃ、間をとって『福路先輩』でどうかしら?」 京太郎「あ、じゃあそう呼ばせてもらいます!」 池田「なっ、それ全然間とってないし!」 美穂子「いいじゃない。華菜もそう呼んでいいから……ね?」ナデナデ 池田「う……わ、わかったし」 京太郎(こいつ、福路先輩には頭が上がんないのか……ぷふっ) 美穂子「あら、麻雀打ってたのね? どうだった?」 京太郎「あ、いや……俺は途中までしか打ってないんですけど」 池田「後半は私が代わって手本を見せてやってたんです!」 美穂子「あら、そうなの。でも、みんな強かったでしょう?」 京太郎「はい! やっぱ風越ってすごいなって思いました!」 美穂子「ふふ」ニコッ 池田「だろ? もっと褒めろし!」 京太郎(く、くそ……こいつ調子づきやがって) 京太郎「……俺ももっと強くなりたいっす」 池田「まぁムリだな」 京太郎「な、なんだとぉ!?」 池田「おっ、やるかだし?」 美穂子「や、やめなさい二人とも!」 京太郎「す、すみません……」 京太郎(やべ……ついカッとなっちまった) 美穂子「ほら、華菜も」 池田「ふ、ふん……私は本当のことを言ったまでだし」 京太郎(こ、こいつ……!) 池田「―――けどまぁ……私が鍛えてやるから、そしたらほんの少しはマシになるかもしれないし」 京太郎「え……」 美穂子「あら、じゃあ須賀君も入部してくれるのね?」パァア 京太郎「あ、いや、その……」 美穂子「?」ニコニコ 京太郎「うっ……」 京太郎(このまぶしいほどの笑顔……断れねえ!) 京太郎「はい……ぜひ入部させてください!」 池田「よし、許可するし!」 京太郎「なんでお前がいうんだよ!」 ハハハッ 美穂子「じゃあ決まりね。須賀君、入部届取りに行きましょうか?」 京太郎「あ、はい!」 池田「須賀、キャプテンに失礼のないようにしろし!」 京太郎「しねえよ!」 バタン 京太郎「ふぅ……」 美穂子「ごめんなさいね。でも、華菜も悪い子じゃないのよ?」 京太郎「え、ああ……はい」 京太郎(悪い子じゃない、ねえ……どうなんだか) 美穂子「あと須賀君、例のことだけど……」 京太郎「あ、はい」 京太郎(そういやすっかり忘れてたな……) 美穂子「須賀君はもちろん、元いた世界……といっていいのかしら?――に戻りたいわよね?」 京太郎「え、ええまぁ……」 京太郎(正直、こっちも悪くないんじゃないかと思えてきたけど……あの猫女以外は) 美穂子「でも今は戻り方がわからない……」 京太郎「そうっすね……」 美穂子「……正直私にもどうしたらいいのかわからないわ」 美穂子「けど、きっと戻る方法は見つかると思うの! だからその……あまり気を落とさないで?」 京太郎「は、はぁ」 京太郎(ま、あんま気落としてないんだけどな) 美穂子「私もできる限りの手助けはするから……ね?」 京太郎「あ、ありがとうございます」 京太郎(この人はほんと……誰に対してもこんな優しいんだろうな) 美穂子「いいのよ、だって……」クルッ 美穂子「須賀君はもう、私の大事な後輩なんだから」ニコッ 京太郎「っ!」バッ 京太郎(やばい……やばいだろ今のは……っ!!) 京太郎(お、おおおお落ち着け俺……動揺するな……)ドキドキ 美穂子「す、須賀君……?」 京太郎「い、いやなんでもないっすよ!! あはは……」 美穂子「そう? それじゃ、行きましょうか?」ニコッ 京太郎「は、はい!」 ――――――――――――――――――― こうして、俺の風越麻雀部での高校生活がスタートした――― ダダダッ 京太郎「す、すんません! 遅れました!」 久保「須賀ァ!! てめえ、なにしてやがんだ!!」 久保「外回り10週走ってこいッ!!」 京太郎「ま、マジっすか……」 久保「あぁ? なんか文句あんのか?」 京太郎「あ、いえ……ないっす」 久保「んじゃとっとと行けッ!」ゲシッ 京太郎「は、はいぃ!」 ――――――――――――――――――― 京太郎「はっ、はっ……」 京太郎「くっそ……あの先公マジで女かよ……っ」 京太郎「つか、文化部なのに……外周って……っ」 ??「おっ……お前は須賀!」 京太郎「その声は……池田ァ!」 池田「いい加減さん付けしろし!」 京太郎「うっせーな……って、お前も外周かよ」 池田「うっさいし! ほんの2,3分遅刻しただけだし!」 京太郎「へ、ざまあねえな!」 池田「お前に言われたくないし!」ボカボカッ 京太郎「いてえよ!」 池田「それよりお前、もう見たのか?」 京太郎「なにをだよ」 池田「なにって部内ランキングだし!」 京太郎「部内ランキング……?」 池田「ここ一か月間の校内試合の結果を集計した、部内での実力順位だし!」 京太郎「いや見てないな……ってかそんなのあるのか」 池田「お前ほんとに麻雀部の一員かだし!」 京太郎「うっせ……でもそのランキングって何の意味があるんだ?」 池田「お前ほんとに無知無学だし……」 池田「いいかよく聞けし! そのランキングの上位5位までが今度のインハイ団体戦に出場できるんだし!」 京太郎「なっ……そういうことか!」 池田「私は絶対上位に入ってるから問題ないけど、お前はどうなんだし!」 京太郎「お、俺は……」 京太郎(風越麻雀部は女子の比率が圧倒的に多い……だが、少なからず男子部員もいる) 京太郎(全学年合わせて12人だったか……?) 京太郎(正直、俺はその中でも強い方とは言えない……同学年の奴にすら負け越す始末だ) 京太郎「俺は……きついかもしれない」 池田「なんだし、情けない奴だな! あれだけ私が鍛えてやったのに!」 京太郎「う、うっせえな! 俺だって努力はしてんだよ!」 池田「努力したなんて誰にでも言えることだし! 大事なのは結果だし!」 京太郎「池田のくせに偉そうなことを……!」 池田「お前、それ先輩に言う台詞かし!」 京太郎「うっせチビ!」 池田「なんだと、このでくの坊!」 京太郎「猫女!」 池田「金髪!」 京太郎「バカ!」 池田「無能!」 京太郎「……」ズーン 池田「そ、そんなに落ち込むなし……」 ――――――――――――――――――― 京太郎「ただ今戻りましたー」 池田「戻ったし」 美穂子「おかえりなさい二人とも、冷たい紅茶があるけど飲む?」 池田「わーい! ……って久保コーチは!?」キョロキョロ 美穂子「職員会議で今はいないから大丈夫よ」ニコッ 池田「よっし! それじゃいただきますし!」ゴキュゴキュ 池田「ぷはーっ! 生き返るし!」 美穂子「須賀君もどうぞ」コトッ 京太郎「あ、ありがとうございます!」 京太郎「……」ゴクゴク 京太郎「お、おいしい……!」 美穂子「そう、それはよかったわ」ニコッ 京太郎「っ!」ドキッ 京太郎(いつまでたってもこの人の笑顔には慣れないぜ……)ズズッ ワーワーガヤガヤ... 池田「あれは……男子の校内ランキングだし?」 美穂子「そうみたいね、須賀君はもう見た?」 京太郎「い、いいえ……まだです」 京太郎(……) 池田「見に行ってこないのか?」 京太郎「俺はいいよ……どうせランク外だ」 美穂子「……」 池田「お、お前なぁ……」 美穂子「須賀君」 京太郎「……? は、はい?」 美穂子「どうしてそんなことを言うの?」 京太郎「ふ、福路先輩……?」 美穂子「ランク外かどうかなんて見なければわからないでしょう? どうしてそれを確認もせずに諦めたりするの?」 京太郎「そ、それは……」 美穂子「……見てきましょう? 私も一緒に行ってあげるから」 京太郎「は、はい……」 池田「……」 スタスタ... 美穂子「須賀君、見える?」 京太郎「……んと……ぁ」 京太郎(なんだよ……やっぱランク外じゃん) 京太郎「……ランク外でした。やっぱり……」 美穂子「……そう」 京太郎「だから言ったじゃないですか。俺なんかどうせ……」 美穂子「須賀君!」 京太郎「っ!?」ビクッ 美穂子「結果はどうあれ、それを認めるのと認めないのとでは、とても大きな違いよ」 京太郎「福路……先輩……」 美穂子「結果を認めるということは、自分を見つめること。過ちを正すこと。次へ活かすことなのよ?」 美穂子「それをしないということは、自分自身から逃げているのと同じだと、私は思うわ」 美穂子「須賀君はそんな弱い人なんかじゃないでしょう?」 京太郎「……」 京太郎(そうだよ……なにやってんだ俺。福路先輩の言うとおり、俺はただ逃げてるだけじゃないか……!) 京太郎「先輩……すみませんでした、俺……」 美穂子「……」ニコッ 美穂子「須賀君、今の『ごめんなさい』は、あなたが、あなた自身の力で自分の間違いを認めたということ。それはとても素晴らしいことよ?」 京太郎「……はい」 美穂子「大丈夫、ちゃんと間違いを認めて謝ることのできるあなたなら、きっと頑張れるわ」ニコッ 京太郎「はい……福路先輩、俺がんばります!」 美穂子「ふふ」ニコッ 京太郎「……池田! 今から一局打とうぜ!」 池田「え……あ、ああ! 望むところだし!」 美穂子「……」ニコッ 京太郎「……」カチッ 未春「……これ、かな」カチッ 京太郎「吉留先輩、それロンっす!」バララッ 未春「あちゃー、そこで待ってたんだ」ガクッ 京太郎「へへ、すんません」 池田「……」 池田(……須賀の雰囲気がいつもと違うし。やっぱりキャプテンにお説教を受けたからかな……) 池田「……しかし、キャプテンがあんな風に怒るところは初めて見たし」 未春「え、キャプテンに怒られたの? 華菜ちゃん」 池田「私じゃないし! 須賀だし!」 未春「へえ……それは確かに意外だね」 純代「……ん」 京太郎「そうなんすか? たしかにイメージないっすけど」 未春「ほら、ここ風越麻雀部には久保コーチがいるでしょ?」 京太郎「はい……それがどうしたんすか?」 未春「久保コーチ……あまり大きい声では言えないけど、とても厳しいじゃない?」 池田「あ、みはるんそれコーチに言っちゃうし」 未春「ちょ、華菜ちゃん! やめてよ!」 池田「じ、冗談だし……そんなメガネ鈍く光らせて顔近づけないでほしいし」 未春「んもう!」 純代「……と、こんな具合に部員から恐れられている」 池田「ドムっちうまくまとめたし」 京太郎「まぁ、たしかに怖いっすもんね」 未春「うん……でもその代り、キャプテンは私たち部員にすごく優しく接してくれるでしょ?」 未春「コーチもたぶん私たちのためを思って叱ってくれる……でもそれだけじゃメゲちゃう子もいると思う」 未春「だからこそ、コーチがくれない『暖かさ』をキャプテンが与えてくれてるんだと思うの」 京太郎「なるほど……アメと鞭ってやつですか」 未春「なんかイヤな言い方だけど、つまりはそういうことだね」 池田「キャプテンはそういうこともちゃんと考えてるんだし」 京太郎「そっか……すごいんすね、福路先輩は」 池田「だろ?」 未春「華菜ちゃんが威張ることじゃないでしょ」 京太郎「でもそれじゃ、なんで俺を叱ってくれたんすかね?」 池田「悔しいけど……たぶん、それだけキャプテンが須賀のことを考えてくれてるってことなんだと思うし」 京太郎「俺のことを……?」 池田「勘違いするなし! あくまで『先輩として』だし!」 未春「キャプテンは優しいのは、ときに叱ることの大事さを知っているから」 未春「だからこそ、キャプテンは部員に優しくできるし、必要なときは叱ることもできる」 京太郎「その必要なときが、さっきだった……ってことっすね」 未春「うん」 京太郎「……そっか、俺もっと先輩に感謝しないといけないな」 池田「ああ、一日一回土下座してもいいくらいだし」 京太郎「マジでそうかもな……」 未春「大丈夫だよ。キャプテンだって須賀君が感謝してることくらいわかってるから」 京太郎「そ、そっすね」 純代「ん」 京太郎「しかし……」 未春「うん?」 京太郎「みんな、福路先輩のこと、本当に大好きなんすね」 未春「えっ///」 純代「……///」 池田「な、何を突然言い出すんだし!」 京太郎「いや、キャプテンもすごいけど、そのキャプテンを理解してる先輩らもすごいなぁって……」 京太郎「やっぱそれだけキャプテンのこと好きで、信頼してるってことじゃないっすか」 未春「……まぁそうなるかな」 池田「当たり前だし!」 純代「ん」 京太郎「俺も早く、それくらいキャプテンと信頼し合えるような仲になりたいっす」 池田「そうなるには、須賀はあとレベル50くらい上げないとだめだし!」 京太郎「わかんねえよ!」 ハハハッ ――――――――――――――――――― ガチャ 池田「あ、久保コーチが帰ってきたし!」 久保「ここに男子の部内ランキングを掲示してある! 全員確認したな?」 「「「「はい!!」」」」 久保「今日はもう解散とするが、代表に選ばれた者は、あとで話があるから残るように!」 「「「「はい!!」」」」 久保「それでは、今から女子のランキングを掲示する!」 ザワザワ... 未春「わ、私……大丈夫かなぁ」 池田「き、緊張なんてしてないし……!」 純代「……」ブルッ 京太郎「みなさん、自分を信じましょう!」 久保「女子の上位5名は私が直に読み上げる! 呼ばれたら返事をしろ!」 久保「まず1位……福路!」 美穂子「はい」 久保「2位……池田ァ!!」 池田「はいだし!」 久保「3位……吉留!」 未春「は、はいっ!」 久保「4位……深堀!」 純代「んっ!」 久保「そして5位……文堂!」 文堂「え……」 未春「あ、文堂さん……ランクインできたんだ!」 文堂「き、キャプテン……わ、私……!」ブルブル 美穂子「やったわね、文堂さん!」ダキッ 文堂「あ、ありがとうございます……! うぅ……っ」ボロボロ 池田「文堂がんばってたもんな……よかったし」 未春「そりゃもちろん、部員全員が一生懸命だったとは思うけど……」 純代「……文堂は常にひたむきで、真っ直ぐ前を向いていた」 京太郎「……」 京太郎(すげえな、文堂さん……俺と同じ1年なのに) 京太郎(俺も……負けてらんねえな)グッ 池田「須賀も文堂見習ってがんばれし」 京太郎「言われなくてもそうするよ!」 未春「その意気だよ、須賀君!」 純代「ん」 久保「以上の5名は先ほど言った通り、練習後も部室に残るように! それでは、解散!」 ガヤガヤ... 京太郎「じゃ、俺先に帰ってますんで。がんばってください!」 池田「おう」 未春「また明日ね、須賀君」 純代「ん」 ガヤガヤ... 京太郎「……うっし、帰るか」スタスタ 久保「おい、須賀ァ!!」 京太郎「っ!」ビクッ 京太郎「な、なんすか……?」 久保「お前ちょっとこっちこい!」 京太郎「え、ええー……」 京太郎(俺……なんかしたかな……) 京太郎「……な、なんでしょうか?」ビクビク 久保「あぁ、そこ座れ」 京太郎「は、はい……」 久保「……今度、部で合宿を行うことは知ってるな?」 京太郎「え、ええ」 久保「実は、代表選手は、その後も合宿地に残って追加の強化合宿を行う」 京太郎「そ、それが……?」 久保「……お前も出ろ」 京太郎「は、はぁ……って、ええええっ!!?」 京太郎「な、なんでっすか!? 俺、代表じゃないのに!」 久保「うぬぼれんな……別に私にはお前を鍛えようとか、ましてや代表入りさせようなんて気はない」 京太郎「はぁ……」 久保「お前には、マネージャーとして合宿で働いてもらう」 京太郎「ま、マネっすか……?」 京太郎(前の俺と同じじゃねえか……) 久保「あぁ……買い出し・掃除・洗濯・料理……」 久保「選手たちのために、合宿中、必要となるであろう些事を休む暇もなくやってもらう」 京太郎「うっ……」 久保「なんだ、不服か?」 京太郎「……」 京太郎(以前の俺なら、ここで首を横に振るんだろうな……) 京太郎(そんでいいようにこき使われて、んで終わるんだ……) 京太郎(そりゃ、マネージャーってのが大事な仕事なのはわかるし、それが選手たちを支える重要な役回りだってことも理解してる) 京太郎「……っ」 京太郎(でも……今の俺は……) 京太郎(もっと強くなりたい……!! そう思ってる……!!) 京太郎(もっと麻雀打って、いろんな人の打ち筋見て勉強して、んで……!!) 京太郎(来年こそはここ・風越の代表選手になってやりてえ……!) 京太郎「……久保コーチ……俺」 久保「ん? なんだ、辞退するか?」 久保「それならそれで一向にかまわない。お前の他にも頼める奴はいくらでもいるからな」 京太郎「いや……俺、引き受けます!!」 久保「……ほう、そうか。わかった」 京太郎「ただ、その代りに条件があります……!」 久保「あ……? 条件?」 京太郎「俺にも練習、参加させてください……!!」 久保「……」 京太郎「俺、ランキングでは下から2番目でした。だからもちろん代表にはなれない……わかってます」 京太郎「……けど! 俺、悔しいんす! もっと強くなりたいんす!」 京太郎「ワガママだってのはわかってます! 代表の選手たちに迷惑をかけるってことも!」 京太郎「でも、せっかく同じ合宿地に行くなら俺……強い人たちととことん打ち合いたい!!」 京太郎「だ、ダメ……ですか……?」 久保「……」 美穂子「久保コーチ……私からもお願いします」 京太郎「ふ、福路先輩……!?」 久保「……」 美穂子「須賀君の意志は確かなものだと思います……私は彼の気持ちを尊重してあげたいです」 池田「私も協力するし!」 未春「私も!」 文堂「わ、私も……!」 純代「……ん」 京太郎「み、みんな……」 美穂子「先ほど男子の代表選手の方たちからも聞いてきましたが、みなさん歓迎するそうです」 京太郎「せ、先輩たちが……?」 美穂子「ええ」ニコッ 京太郎(みんな……俺なんかのために……)グッ 久保「……お前ら、大事な大事な地区予選前、最後の合宿だぞ?」 久保「こいつの相手をしてる時間……もっと他の有意義なことに使うべきじゃねえのか?」 美穂子「……」 久保「……須賀、お前だってそうだ。さっき言ったマネの仕事と練習……本当に両立できんのか?」 京太郎「……」 久保「どっちかがおろそかになっただけで、選手全員に迷惑が掛かんだ……それわかってんのか!?」 京太郎「わかってます! 絶対に逃げ出したり、弱音はいたりしません!」 京太郎「だからお願いします!!」 久保「……」 美穂子「コーチ……須賀君の腕はまだまだ未熟ですが、彼との対局を有意義な時間にするかしないか…… それは私たち選手しだいだと思います」 美穂子「どんな対局にも意味はあります。学ぶ姿勢さえ怠らなければ、必ずそれは新しい発見につながると思うんです」 久保「……」 京太郎「……」 美穂子「……」 久保「……わぁったよ。許可する」 美穂子「……ありがとうございます」ニコッ 池田「よかったし、須賀!」バシッ 京太郎「え、ぁ……あ……」 京太郎「ありがとうございますっ、久保コーチ!!」ペコリ 久保「……ん。まぁ、がんばれよ」 未春「ふふ……」ニコニコ 文堂「やったね、須賀君!」 京太郎「ありがとう! 先輩たちも、ありがとうございます!」 純代「……礼などいらない。ともに高め合うのみ」 京太郎「はい……!!」 池田「そうと決まったら、さっそく強化合宿のスケジュールを組むし!!」 「「「「「おうー!!」」」」」 ――――――――――――――――――― そして強化合宿―――俺、いや俺たちは朝から晩までひたすら打ち込み、ときには温泉で一時の安らぎを得たりした 俺はやはり代表の選手たちにはそうそう適わず、見事なまでにフルボッコにされたが それでも、その中で得たものは大きかったし、最終日の対局では後半、文堂さんと激しく打ち合うなどの飛躍ぶりも見せた そして、ついに地区予選――― ――――――――――――――――――― 『―――圧勝ッ!! 風越高校――――ッ!!』 ガチャ 池田「楽勝!」 「おつかれっす!」「お疲れ様です!」 美穂子「お疲れ様、華菜」スッ 池田「ありがとうございます」 京太郎「よくやったな、池田!」 池田「もっと言えもっと!」 京太郎「よくやったなよくやったなよくやったな池田ァ!!」 池田「うるさいし! 黙れし!」ボカッ 京太郎「いてっ!」 久保「……福路」 美穂子「は、はい?」 久保「……」 美穂子「……久保コーチ?」 久保「……明日もこの調子でみんなを率いてやれ」 美穂子「……! はい!」 久保「……それと―――池田ァ!!」 池田「にゃあっ!?」 久保「なにがにゃぁだこの……」グリグリ 池田「にゃぁああああ……!!」 久保「へっ……よくやったな、次もこの調子で行けよ」 池田「へ……?」 久保「お前ら先戻ってろ」スタスタ バタン 京太郎「あの久保コーチが……」 池田「ほ、褒めた……?」 未春「やったね、華菜ちゃん!」 文堂「久保コーチ、すごくうれしそうでしたね」 美穂子「華菜の頑張りが認められたってことよ、よかったわね」ニコッ 池田「な、なんか逆に気持ち悪いし……」 京太郎「お前聞かれたら殺されっぞ」 ――――――――――――――――――― 京太郎「んじゃ、そろそろホテル戻りますか」 池田「今日は疲れたし! 早くお風呂浸かりたいし!」 文堂「このホテル、シャワーのみってなってますけど」 池田「え、なにそれ!? ふざけんなし!」 美穂子「まぁ明日一日くらい我慢しましょう……ね?」 池田「うぅ……ホテルマンに苦情申し立ててやるし……」 京太郎(ったく……男子の俺がいる前で風呂の話とかよく平気で……) ガヤガヤ... ??「……」スタスタ 京太郎「え……」 京太郎「っ!!」クルッ 京太郎「……ま、まさか……」 京太郎(そうだ……なんで今の今まで忘れてたんだ、俺……) 京太郎「さ、き……」 咲「……えっ?」クルッ 咲「今、私の名前……」 京太郎「……」 京太郎(なんでだ……言葉が出てこねえ……) 和「どうしました? 咲さん」 優希「ん、どうしたんだじぇ?」 京太郎「み、みんな……」 咲「あ、あの……私の名前、呼びましたか?」 京太郎「っ!!」 京太郎(そっか……そうだよな……) 京太郎(薄々は気づいてたさ……俺だって) 咲「……?」 京太郎(心のどこかで恐れてた……だから思い出さないようにしてたんだ……) 京太郎(今まで通りに事が進んでいくなら、いつかは知らなきゃいけないことだったはずなのに……) 和「咲さん……誰ですか? この人」ジロッ 咲「知らないけど……私の名前呼んできて……」 優希「こっちじっと見て、気持ちわるいじぇ……」 久「どうしたのー? 行くわよー?」 咲「あ、はーい!」 京太郎(……みんな……完全に俺のこと忘れちまってるんだな……) 京太郎(いや、忘れたんじゃない……俺なんて“いなかった”んだ……) 京太郎(だって、俺は……) 池田「どうかしたか、須賀?」 60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/10 02 44 17 ID WSJ5mdE10 京太郎「あっ、いや……なんでもない」 京太郎(そう……だって今の俺は……) 京太郎(……風越の一員だ……!!) 美穂子「そう、ならよかったわ」ニコッ 池田「早く行くし!」 京太郎「お、おう!」 京太郎(でも……これだけ、これだけは言わせてくれ……) 京太郎「咲……!!」 咲「え……な、なに?」 京太郎「……」 京太郎「がんばれよ、決勝!!」グッ 咲「……」ポカーン 京太郎「よし、行こうぜ」スタスタ 池田「ん? あぁ……」 京太郎(これでいい……これで……) ――――――――――――――――――― その夜・ホテル 京太郎「明日はついに決勝か……」 京太郎(……戦うのは俺じゃねえけど) 京太郎「……」 京太郎「俺が風越にきてから、もう2か月か……随分いろいろとあったな」 京太郎「……」 京太郎(俺は……このままでいいのか……?) コンコン 京太郎「はーい、開いてます」 「須賀君、入るわね?」 京太郎「え……」 ガチャ 美穂子「ごめんなさい、突然お邪魔して」 京太郎「ふ、ふふ福路先輩!? な、なんでここに!?」 美穂子「あ、もしかして本当にお邪魔だったかしら……?」アセアセ 京太郎「め、滅相もございません! ど、どうぞどうぞ!」 美穂子「あ、ありがとう」 京太郎「そ、それで……どうしたんすか?」 美穂子「ええ……ちょっとお話があってきたの」 京太郎「お、お話……?」 京太郎(お、お話ってまさか……)ドキドキ 美穂子「須賀君……さっき会場から出る途中で、ちょっと様子がおかしかったでしょう?」 京太郎「えっ……あ、あぁ……あれっすか」 京太郎(……んなわけねえよな……ええ、わかってましたとも) 美穂子「もしかして……あれが、須賀君の元いた学校のお友達……?」 京太郎「……ええ、そうです。さすが、察しがいいですね先輩は」 美穂子「……」 京太郎「あいつら、みーんなそろって俺のこと忘れちまってて……全く薄情な連中っすよ」 美穂子「……須賀君、やっぱり……」 京太郎「……」 美穂子「ううん……こんなこと聞くのは無粋よね」 京太郎「……」 美穂子「……須賀君」 京太郎「……なんすか、先輩」 美穂子「私ね……明日の決勝が終わったら、その……」 京太郎「……?」 美穂子「す、須賀君がいなくなっちゃうんじゃないかって……そんな気がして……」 京太郎「……俺が前の世界で記憶を失ったのが、その時点だからですか?」 美穂子「……」 京太郎「……ははっ、考えすぎですよ! 先輩は」 京太郎「俺はいなくなったりしません、だって俺は……」 美穂子「うん、わかってるわ……だけど……」 京太郎「……先輩、俺のことそんなに気にしてくれるんすね」 美穂子「だって……だって……」 美穂子「須賀君は……私の大切な後輩ですもの」 京太郎(大切な後輩……か) 京太郎「……先輩は、ほんとお人よしっすね」 美穂子「そんなことないわ……私は須賀君を失いたくないと思ってるもの。自分勝手でしょう?」 京太郎「……」 美穂子「須賀君は、本当は元の世界へ戻りたいと思ってるに決まってるのに……」 京太郎「……」 美穂子「……」 京太郎「……俺、先輩のこと好きっすよ」 美穂子「……えっ?」 京太郎「それに、池田や、吉留先輩や、ドムさん、文堂さん、久保コーチ……」 京太郎「他の部員の仲間も、みんな大好きです……風越さいこー!って感じです」 京太郎「こんなにもいい人たちに恵まれて……俺は幸せ者だと、心からそう思います」 美穂子「す、須賀君……っ」ポロッ 京太郎「……俺、ご覧のとおり麻雀の腕はまだまだ初心者の域を出ない様なレベルです」 京太郎「けど……先輩たちの指導のおかげで、以前に比べたら格段に成長できたなって……今なら自信を持って言えます」 美穂子「……っ……うぅ……」ポロポロ 京太郎「前いたとこではただのマネージャーでしかなかった俺が……今は少しでも頑張ろうって思えてる」 京太郎「これって我ながらすごいことなんじゃないかと思ってます……はは、自画自賛ですかね?」 美穂子「ひっく……そんなことない……そんなことないわ……っ!」ポロポロ 京太郎「そういってもらえると、すげえ嬉しいです」ニコッ 京太郎「俺……なんで自分がこんなことになったんだろうって、ふと考えたんです」 京太郎「たぶん……ただの出来事に意味なんてないんです」 京太郎「けど、先輩が教えてくれました……」 美穂子「……っ……?」 京太郎「意味なんていくらでも見つけ出せる……その人しだいだって」 美穂子「す、須賀君……っ」 京太郎「俺、ちゃんと自分だけの意味……見つけられたような気がします」 美穂子「……っ……うん……」 京太郎「俺……もし帰るか帰らないか選べるとしたら、たぶん帰ると思います……いや、帰らなくちゃいけない……そんな気がします」 京太郎「でも俺……その時が来るまでは、精いっぱい風越の一員をやり通します……!!」 京太郎「だから、どうか心配しないでください……キャプテン」 美穂子「……っ」ゴシゴシ 美穂子「……え、ええ! わかったわ……最後までよろしくね、須賀君」ニコッ ――――――――――――――――――― そして、決勝――― 『ついに始まりました、県予選決勝戦―――ッ!』 『泣いても笑っても全国に行けるのはこの中の1校のみ―――ッ!』 『今年はどんな戦いを見せてくれるのか―――ッ!』 美穂子「……コーチ、行ってきます」 久保「……あぁ、思う存分やってこい」 美穂子「……はい」 池田「キャプテン、ファイト!!」 未春「キャプテンならいけます!」 文堂「頑張ってください!」 純代「んぁッ!」 京太郎「先輩……」 美穂子「……須賀君、さよならはみんなで優勝した後でよ?」コソッ 京太郎「……! はい、がんばってください……!」 美穂子「……ありがとう。みんなも」ニコッ 美穂子「それじゃ、行ってきます―――ッ!!」ゴッ 『―――先鋒戦、開始!!』 ――――――――――――――――――― 美穂子(最後の戦い……いえ、ここからまた一歩踏み出すための戦い……!!) 美穂子(負けるわけには、いかないわね……)ニコッ ――――――――――――――――――― 美穂子『ロン、8600』 京太郎「すげえ、先輩!」 池田「当たり前だし!! だってあのキャプテンなんだし!!」 ――――――――――――――――――― 終局――― 美穂子「お疲れ様でした」ペコッ 純「くそったれ……」 睦月「うむ……」 優希「じょ……」 ――――――――――――――――――― 池田「お疲れ様です、キャプテン!」 文堂「やりましたね!」 美穂子「ありがとう、みんなのおかげよ」ニコッ 未春「ひっひっふー……よし」パンッ 京太郎「吉留先輩、ファイトです!」 美穂子「吉留さん、大丈夫よ。いつも通り、楽しく行きましょう」 未春「はい……!」 ――――――――――――――――――― 未春(と、息巻いたはいいけど……) 佳織「はぅ……みっつずつ、みっつずつ……」 未春(この人……予想以上に手ごわい……!!) 未春(……でも) ――――――――――――――――――― 久「インパチ……!!」 文堂「くっ……」 文堂(またですか……!!?) 久「ふふ……」ニヤッ 文堂「……」 文堂(だけど……!!) ――――――――――――――――――― 純代「ンァァアアアアアッ!!」 和「っ!!」 「……っ!」ビクッ 透華「な、なんなんですの……!?」 純代(ここで、負けるわけにはいかない……!) ――――――――――――――――――― 風越―――暫定2位! 久保「……ここまでいい調子で来てる」 池田「……」 久保「池田……おめえにできる精いっぱいをやってこい!」 池田「はいだし!!」 バタン 美穂子(……華菜) 京太郎(池田……頼んだぞ……!!) ――――――――――――――――――― 池田「――――ッ!!」 池田(ダメだ……全然歯が立たない……!!) 衣「ククク……」 池田(こいつ……私たちの全国への夢を……) 池田(邪魔すんなよ……っ!)ポロッ ――――――――――――――――――― 『大将戦、前半終了―――ッ!』 美穂子「……華菜っ!」ダダッ 京太郎「俺も行きます……!!」 ――――――――――――――――――― 池田「……」 スタスタ... 美穂子「華菜……」 池田「キャプ……それに須賀……」 京太郎「池田ァ……」 池田「すまんだし……私、勝てそうにない……」 池田「……この大会……この試合が、須賀との最後の思い出になるかもしれないのに……」 京太郎「なっ……!」 美穂子「華菜……あなた……」 池田「ごめんだし……昨日、須賀の部屋で二人が話してるのを聞いたんだし」 池田「信じられない話だったけど、事実なんだろ……?」 京太郎「……あぁ」 池田「くっ……!」 池田「なのに……私は……!」 京太郎「……! 池田ァ!!」 池田「……っ!?」ビクッ 京太郎「俺のことなんざ気にすんな! 変に気負って調子狂うのがお前の悪いところだぜ!」 京太郎「それに思い出に残そうとか、そんなくせえセリフいらねえっての……!」 京太郎「今日この日、みんなでこの舞台に来れたことこそが、すでに俺にとっちゃかけがえのない思い出だ……!」 京太郎「それに、お前や福路先輩たちとの思い出なんて……もう抱えきれないくらいたくさんあるんだからよ……!」 池田「須賀ァ……うっ……」ポロッ 「華菜ちゃん!」 池田「……み、みはるん……みんな……」 文堂「池田先輩、いつもの元気はどうしたんですか!!」 未春「華菜ちゃんは華菜ちゃんの信じるとおりにやって!!」 純代「ンンンンンンンンンッ!!!」ズドドドッドッ 美穂子「華菜……楽しみましょう、この盛大なお祭りを、みんなで」ニコッ 池田「……っ!」ゴシゴシ 池田「……はい!!」 ――――――――――――――――――― 池田「……」チラッ 衣「……ん?」 池田「……」ニヤッ 衣「……???」 池田(……楽しむんだ、麻雀を……!) シュッ...カッ! 池田「ツモ! 4000オールだし!!」 オオオオオオオオオオオ...!! ――――――――――――――――――― 美穂子「華菜……!!」 京太郎「へ、楽しそうな面しやがって……!!」 ――――――――――――――――――― 池田「ん……?」 池田(なんだ……さっきまで調子よかったのに……) 池田「……」チラッ 咲「……」 池田(……清澄?) シュゥッ...スッ! 池田「はっ……!」 バララッ 咲「ツモ……数え役満です」 池田「……ぁ」 『長野県大会決勝・終了――――――ッ!!』 ――――――――――――――――――― 池田「……」トコトコ 美穂子「か、華菜……!?」 京太郎「お前、何してんだ……?」 池田「……うぅ」 久保「てめえ……!」バッ 美穂子「コーチ……!!」 池田「うぅううう……」ボロボロ 久保「……チッ……みっともねえ! 堂々としてろ!」 久保「もしかしてお前は、私との約束……破ったっていうのかよ?」 池田「約束……」 久保『―――池田……おめえにできる精いっぱいをやってこい!』 京太郎「コーチ……」 美穂子「……」 池田「……ないし」 久保「……あぁ?」 池田「悔いはないし!! 楽しかったし!!」ニコッ 久保「へっ……泣きながら笑いやがって、きもちわりぃ!」 久保「ホテルの予約はとっておいた……お前ら行ってとっとと休んでこい!」 美穂子「あ、ありがとうございます……コーチ」 久保「それと、須賀ァ!!」 京太郎「は、はいっ!」 久保「……」 久保「―――お勤め、ご苦労さん」 京太郎「……」 京太郎「あ、ありがとうございました!!」 久保「……ん」ビシッ 京太郎「……ぁ、れ」フラッ 美穂子「す、須賀君……!?」 池田「須賀、どうしたし……! ま、まさか!」 京太郎「ん……あぁ……なんか、もう行かなきゃならねえ見てえだ……」 京太郎「瞼が……どんどん重くなってきやがる……」 未春「須賀君!」 純代「ンアッ!! ンアァッ!!」ユサユサッ 京太郎「ドムさん……痛いっす」 純代「……ごめん」 文堂「す、須賀君……」ポロッ 京太郎「文堂さん……俺、もう一局くらい一緒に打ちたかったっす」 京太郎「これからも、頑張ってくださいね」 文堂「うん……うんっ……!」 池田「ぅううあぁ……須賀ァ……」ボロボロ 京太郎「吉留先輩……このバカのこと、よろしくお願いします」 未春「うん、大丈夫だから……っ……華菜ちゃんのことは任せて!」 京太郎「い、けだァ……もう泣くんじゃねえぞ……」 池田「な、泣いてないし! お前嘘つくなし!」ボロボロ 京太郎「へへ……」 美穂子「……っ……須賀……くん……」ポロポロ 京太郎「先輩……ありがとうございました……」 美穂子「す、須賀君……――――ッ!!!」 プツンッ ん……あれ…… もう終わりか……あっけなかったな…… ちゃんとお別れ……できなかった…… もっと言いたいことたくさん……あったのに…… みんな……ありがとう…… 京太郎「……ん……」 京太郎(……あれ……ゆ、夢……?) 京太郎「ふぁああ……」 京太郎(たしか……俺は……) 京太郎(……っ!!)キョロキョロ 京太郎「も、戻ってきたのか……? い、いや待て……」 「ワハハー、部室行くぞかおりんー」「智美ちゃん待ってー!」 京太郎「……ここ、どこだ?」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6224.html
特別編 執事とサンタ ※本編との関係も一切ない特別編です。普段と違う形で書いてます ※大体色んなとこを参考にしたりイメージだったりなので、理解できるかどうかは個人差があります ※深夜テンション。ちょっと変態度高めでマニアックな内容なので、苦手な方はスルーでお願いします 12月24日 午後11時 龍門渕邸前 ハギヨシ「どうも、少し早いですがメリークリスマス、というべきでしょうか」 京太郎「別にいいですよ。それより、こんな時間に手伝って欲しいことってなんですか?」 ハギヨシ「はい。サンタクロースになるので、手を貸していただきたいのです」 京太郎「……サンタに?あぁ、要はプレゼントですか」 ハギヨシ「話が早くて助かります。えぇ、今からサンタクロースとして、屋敷の皆様にプレゼントを配ります」 京太郎「アレですか、寝ている枕元に置いて、朝起きたら、って奴ですね」 ハギヨシ「えぇ、プレゼントを色々選んでいたら少々1人では難しくなってしまって」 京太郎「別に手伝い自体は構わないんですけど、他の屋敷の方に頼めば良かったんじゃないんですか?」 ハギヨシ「いいえ、実は今回のことは旦那様以外、屋敷の皆様は全く知らないのです」 京太郎「え?つまりマジでサプライズですか?」 ハギヨシ「えぇ。本当に予告もやらせも無しのサンタクロースです」 京太郎「……大丈夫なんですか?」 ハギヨシ「ご安心を。既に旦那様の言いつけで皆様休んでおられますし、私はこの家に仕えるもの、不法侵入にもなりません」 ハギヨシ「まぁ性の6時間真っ只中ではありますが、屋敷の外はともかく、中でそんな状況になれる方がいないのは確認済みです」 ハギヨシ「ただ、女性の部屋にも忍び込むので、そこで見つかったら少々困ったことになりますが……」 京太郎「またクリスマスにとんだスニーキングミッションを……よくその旦那様が許可しましたね」 ハギヨシ「こういうことが結構好きな方なんですよ。ほら、お嬢様の父親でもありますから」 京太郎「すっごい説得力ありますね……」 ハギヨシ「という訳でお手伝いをお願いできますか?」 京太郎「やりますとも。そんな面白そうなこと、やらない理由がないでしょう」 ハギヨシ「そう言ってくれると思っていました」 京太郎「ところで、さっきから横にあるその白い袋がプレゼントですか?」 ハギヨシ「えぇ、去年が大人しいものでしたので、今年は少々遊び心を加えてみました」 京太郎「へぇ、どんなものが?あぁ、答えられる範囲でいいので」 ハギヨシ「構いません。むしろ手伝ってもらうのですから、把握していただきたいので」 ハギヨシ「まず……男性の方には主に私のコレクションの一部です」 京太郎「そ、それは!!」 ハギヨシ「えぇ……ふふ、皆様中々いい趣味をおもちのようでして」 京太郎「なんて量のエロ本……メイドもの、主従ものは基本として巨乳眼鏡っ娘ものに露出ものに男装もの…」 京太郎「金髪ロリものに金髪貧乳お嬢様ものまでとは……」 ハギヨシ「当然メイド、主人を調教するタイプのものまで……ふふ、どれも私自ら集め、そして厳選した一品ですよ」 京太郎「そりゃ朝すぐに起きますよ。2重の意味で」 ハギヨシ「そしてこちらは女性の方へのプレゼントですが……あまり直接的なものは一部を除いて避けております」 京太郎「ぬいぐるみやマフラー……怪しげな小ビンやヨーグルトに大きいソーセージ……」 京太郎「……え?これ……下着?」 ハギヨシ「ふふ、お気づきになられましたか。それらはお嬢様、衣様、井上さん、沢村さん、国広さんへのプレゼントです」 京太郎「下着って……色々まずいんじゃないんですか?」 ハギヨシ「いえいえ……例えばこのピンクのフリル付のもの……これは井上さんへのプレゼントです」 京太郎「純さんに?……純さんのイメージに合うとは思えませんが」 ハギヨシ「ボーイッシュな娘が実は乙女チック……古くから親しまれるものです」 ハギヨシ「イメージしてください。男前な行動、しかし実は穿いてる下着は可愛らしいもの……」 ハギヨシ「普段と違うことにふとした瞬間に気付き、恥じらう……素晴らしくないですか?」 京太郎「……なんて、なんて素晴らしいんだ」 ハギヨシ「えぇ、そのためのプレゼントです。私は主や同僚とも言える方に手を出す気はありませんが、こっそり愛ではします」 ハギヨシ「そのためのプレゼントです。まだ何か問題でも?」 京太郎「ありません、ある訳がないでしょうっ!」 ハギヨシ「ご理解いただけたようで何よりです。次に、沢村さんへは、黒のTバックです」 京太郎「ほほぅ、紐ですか。ストレートにエロいですね」 ハギヨシ「えぇ。身だしなみが適当そうですが、巨乳にエロい下着、ストレートなものもいいでしょう」 京太郎「グッド!」 ハギヨシ「そして国広さんへはスタンダードで白と水色のストライプです」 京太郎「一さんにスタンダードな下着!?そんな、一さんは!」 ハギヨシ「えぇ、私服はまぁご存じの通り。主な下着も紐です」 京太郎「なら、どうしてそんなものを!?」 ハギヨシ「ふ、だからこそ、ですよ」 ハギヨシ「あえて、あえて普通の下着を付けることによって、"下着が見られる可能性"が高くなる」 ハギヨシ「普段慣れていないものを付けることによって生まれる戸惑い、そして恥じらい」 ハギヨシ「普段あんな恰好の娘が普通の恰好で恥じらう、それがいいのです」 京太郎「暗○教室で普通の恰好したビッ○先生みたいなものですか……なるほど、あえて露出を減らすことによってエロさを追及する……」 京太郎「なんて、なんてハイレベルな作戦なんだ……くっ、一さんの恥じらいとか超見てぇ!」 ハギヨシ「ふふふ、そしてお嬢様には紫にラメの入ったGストリングス」 京太郎「エロい!ストレートにエロいのきましたね!」 ハギヨシ「えぇ、目立つことがなによりのお嬢様ですので下着も派手なものを好まれます」 ハギヨシ「が、これは派手でかなりのエロさのもの。派手でもしもの時に確実に目立つでしょう」 ハギヨシ「しかしこれは露出がありすぎる、しかし派手……その葛藤」 京太郎「目に浮かびますね!下着を前に悩む姿が!」 ハギヨシ「ふふ、お嬢様がどのような選択をするか……楽しみですよ」 ハギヨシ「最後に衣様には青いスタンダードな下着を」 京太郎「スタンダードですけど大人っぽいデザインですね」 ハギヨシ「えぇ、人より少し小さい。けど下着は少し背伸びしてみたい」 ハギヨシ「微笑ましくもあり、大人の女性としての第一歩です」 京太郎「いいですね。多少アンバランスな感じもしないでもないけど、その頑張ったというのが分かるのが」 ハギヨシ「ふふ、この5つのチョイスは悩みましたよ」 ハギヨシ「おっと、長くなってしまいましたねもう。ではいきましょうか」 ハギヨシ「いざ、聖なる夜に夢を届けに」 京太郎「えぇ。いきましょう!」 これは、聖夜に起こされた奇跡のひとつ それを支えた彼らがどうなったのか、それは分からない ただ、そのプレゼントを受け取った人達に笑顔や赤面が見られたのは確かだろう カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6194.html
特別編 京太郎は今、2 京太郎「ほほう、これはこれは……」ペラ ハギヨシ「いかがでしょう、最近とある伝手から入手したものですが」 京太郎「いやいや、良いものですね」ペラ 京太郎「貧乳物はあんまり趣味じゃないんですけど……これはいいですね」 ハギヨシ「ただの貧乳ではいけません」 ハギヨシ「『貧乳という事を気にしている』事がいいのです。恥じらいがポイントです」 京太郎「恥じらいは大事ですね。『貧乳はステータス』とかいうのも潔くはありますけど開き直ってるだけですし」 ハギヨシ「全くですね。ある意味良くはありますが、私としても恥じらいがある方がいいです」 京太郎「ところで、いいんですか?ハギヨシさんの部屋でお茶ご馳走になって新しいエロ本まで貸してもらって」 ハギヨシ「いいんですよ」 ハギヨシ「鶴賀に行け、そして龍門渕に行け、でしたよね」 京太郎「はい、竹井先輩にそう言われました」 ハギヨシ「残念ながらそういう話は一切聞いていません」 京太郎「やっぱり、部長の嘘でしたか」 ハギヨシ「ふむ……嘘は嘘ですが、おそらくこういうことでしょう」 ハギヨシ「清澄の皆様は今京太郎くんに部室に戻ってきてほしくない」 ハギヨシ「さらに、戻ってきて欲しくないということも知られたくない」 ハギヨシ「故に、このようなことを言った、と」 京太郎「俺、何もやってませんよ?」 ハギヨシ「完全なる仮説でしかありません、これら全てが間違っている可能性もあります」 ハギヨシ「まぁ、女性の中に男性が1人ということは色々気をつかうことが多いですし、これくらいは察してあげるのが紳士です」 京太郎「流石ですね」 ハギヨシ「執事ですから。さて、お茶のおかわりでも淹れましょう。ああ、それとこの前入手したものがありまして」 京太郎「まさか、ついに入手したんですか!?」 ハギヨシ「ええ。とびきり上質の……海外のものです」 カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6196.html
特別編 彼らのクリスマス 京太郎「ふぅ、こんなもんですかね」 ハギヨシ「ほぅ、見事なケーキですね」 京太郎「いえいえ、ハギヨシさんの作ったものに比べたらまだまだですよ」 ハギヨシ「いやいや、これなら皆さん充分に喜んでもらえますよ」 京太郎「ありがとうございます。おっと、もうすぐ時間ですね」 ハギヨシ「そうですね。ではその前に」スッ 京太郎「えぇ」スッ 京太郎・ハギヨシ「「メリークリスマス」」エロ本交換 京太郎「スタンダードにサンタ服……おお、いいですね。またふとももが」ペラペラ ハギヨシ「クリスマスだからサンタ服……ではなく裸リボンとは……ほほぅ、やりますねこの見えそうで見えないのがなんとも」ペラペラ 京太郎「いいプレゼント交換でしたよ」 ハギヨシ「こちらこそ。それでは、またお会いしましょう」 京太郎「ええ、ではまた」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6208.html
おまけ 時期は↑で泊まってる時 京太郎「さて、思っていたより早く会えましたね、ハギヨシさん」 ハギヨシ「ええ、インターハイで会えると思いませんでしたよ」 京太郎「俺もですよ。さて、鹿児島からこっそり持ってきましたよ。九州の方言の娘のDVD」 京太郎「いやー、場所によって細かい違いはありますけど、方言って結構いいもので。また声もすばらですよ」 ハギヨシ「それはそれは。本場九州のもの、楽しみです。では、こちらを」 京太郎「ほほぅ、コスプレもののDVD」 ハギヨシ「衣装はシスター、くノ一等、あまり見ないものです。そして衣装のマニアックさの割りに、かなり上質のものです」 京太郎「それは女優がですか?」 ハギヨシ「コスプレとしても、決して全部脱がず、しかしコスチュームの大切なコンセプトは残すという辺りが絶妙でして」 ハギヨシ「個人的には新スク水と旧スク水を同時に相手にする辺りが最高で」 京太郎「それはそれは楽しみです。いや、DVDもいいものですね」 ハギヨシ「えぇ。当然新しい本もありますよ?」 ハギヨシ「この……地味目な娘をアイドルのように磨いてからという過程がすばらしい本が……」 京太郎「どれ……なんですかこのけしからんすばらな胸は。ありがとうございます」 京太郎「ではこれを。こう、貧乳を装って実はサラシで隠していただけというのはまたギャップがいいもので」 ハギヨシ「ほほぅ。なんとこれをサラシで隠すなんてとんでもない……いや、素晴らしいです」 京太郎「いやいや。夜はこれから、まだ、持ってきたものはありますよ?」 ハギヨシ「それはそれは。もちろん、こちらも新しく揃えたものがたっぷりと…」 彼らもまた、彼らなりの形で再会を喜んでいたのだった おまけ、カンッ!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4472.html
男子がいるってことは連絡済み ―麻雀部部室― 梢「本日は皆さん、全裸お茶会にお集まりいただいてありがとうございます」 部室には人がたくさん。 美幸「うわ~、人がいっぱいだよもー」 劔谷。 洋榎「全裸お茶会て……こらまた、どういう風の吹き回しや?」 姫松。 竜華「でもええやん、楽しそうやし」 千里山。 灼「ハルちゃんも来ればよかったのに、裸見たかったな……」 阿知賀。 やえ「ニワカの裸は相手にならんよ」 晩成。 憩「まさかウチも呼んでもらえるとは思わんかったわぁ」 三箇牧。 京太郎「……」 そして俺。女子22人に対して男子は俺1人。 良く言えばハーレム。悪く言えば1人ぼっち。 絹恵「この人が須賀っちゅ~人でしょうか?」 澄子「ええ、そうですよ」 友香「ウチの唯一の男子部員でー!」 穏乃「へー、そうなんだ」 京太郎「ど、どうも」 一瞬、場を沈黙が包む。 やっぱり、男は要らないんでしょうか。 怜(なんや、ごっつイケメンやないか……) 玄(ふ~む、なるほどなるほど) 由子(可愛い顔してるのよー) やえ(お見せしよう!王者の裸体を!) 憩(う、ウチも負けへんで!) 莉子(わ、私だって……) うわ、みんなジロジロ見てくるなぁ。 京太郎「あの、やっぱり俺出て行った方が……」 やはり男1人は雰囲気を乱すだろう。 恭子「いや、何を言うとんねん」 漫「女ばっかりですけど、気にする必要ないですよ」 憧「そうよ、楽しまなくちゃ!」 宥「仲間外れは……寂しいよ?」 セーラ「俺も男みたいなもんやし、気にすんな!」 泉「あ、一応言っとくと先輩は女やで!」 浩子「まあ男にしか見えませんけどね」 一同「HAHAHA」 ……ありがたい。 俺はここにいてもいいんだ。 梢「さあ、そろそろよろしいでしょうか」 美幸「全裸お茶会の始まりだよ!」 【胸を視る者】 怜「はぁはぁ……玄ちゃん」 玄「ト、トキさん……な、なんですか?」 怜「おっぱい揉ませて~な…お願いやで」 玄「え!?む、胸ですか?」 怜「嫌なんやったら膝枕でもええからさ……」 怜「竜華のには飽きたんや……」 玄「うぅ、椿野さん……助けて」グスッ 美幸「園城寺怜!私のおもちを揉むんだよもー!」 怜「……いや、あんたのはええわ」ゲス 美幸「なんで!?私のおもち、揉みたくないの?」 怜「だってなぁ……将来性を感じへんしな」 美幸「?」 怜「おっぱいを揉んで揉んで揉んで揉んで……大きくさせていくのが楽しいんやんか」 怜「実際、竜華が巨乳なんはウチの毎日の揉みしだきの成果やし」 美幸「??」 怜「要するに、あんたのおもちは将来性ゼロっちゅーことやで」 美幸「え……え!?」 怜「もう大きくなることもないやろな」 怜「萎びていくばっかりやと思うで」 美幸「」 怜「ご愁傷様、ほな……」 怜「ぐへへ……玄ちゃ~ん」 美幸「……」 美幸(豊胸手術の時間だね!) 【看護婦登場】 宥「………ぁ……ぁ……さ、寒い……」ピクピク 京太郎「!?」 京太郎「ちょ、どうしたんですか!」 京太郎「って体冷た!」 憧「宥姉……やっぱりね」 京太郎(やっぱり?) 京太郎「と、とにかく痙攣してるし……大変だ……」オドオド 憧「ああ、放っておいていいよ……いつもの事だし」 京太郎(いつもの事!?とんでもない病気か何か?) 京太郎「だ、誰か医者はいないのか!」 憩「ここにおるで!看護婦が!」 憧「憩さん?」 京太郎「荒川さん、看護婦なんですか!?」 憩「いや、ホンマの看護婦じゃないで?」 憩「ただ看護婦のコスプレが趣味なだけで///」 京太郎(え、何それは) 憩「コホン……とにかくウチが来たからには安心やで!」 憩「ちゃっちゃと、この人助けたるからね~」 憧(憩さんってこんなキャラだったっけ) 憩(わくわくするで……1回やってみたかったんや~、こーゆー事) 憩「じゃあ行くで!」 憩「メス!」 京太郎憧(?) 憧(……アンタでしょ) 京太郎(俺!?) 京太郎「あの……俺に対して言ってるんですか?」 憩「そうやで、君は助手や」 憩「主治医が『メス』言うたらメス出さんと!」 憧(看護婦はオペしないでしょ) 京太郎(そうだよなぁ) 憧(!?……こいつ、直接脳内に) 京太郎「って、メスなんて使って何するんですか!?」 憩「?……切開しよかなーと」 憧「アホかっ!」 【王者の茶道】 梢「どうぞ」 由子「ありがとうなのよー」 ズズズ 由子「……美味しいのよー」 由子「すごく美味しいのよー、このお茶」 梢「ありがとうございます、真瀬さん」 由子「由子でいいのよー、同い年だし」 梢「ふふ、そうですね」 梢「では私の事も梢と呼んでくださいね」 由子「分かったのよー」 穏乃「……」 澄子「高鴨さん、お茶を点てるときはもっと力を抜かないと」 穏乃「す、すいませんっ」 穏乃「茶道って難しいなー」 梢「あっちも何とかやっているようですね」 由子「微笑ましいのよー」 やえ「失礼、私もやっていいだろうか?」 梢「あ、どうぞ」 やえ「では……」 やえ「お見せしよう!王者の茶道を!」 ダッダッダッ 梢由子(!?) 梢「ちょ、小走さん?」 由子「力が入りすぎなのよー」 やえ「もっと、もっとだ!」 由子「熱いお茶が飛び散るのよー」 穏乃「よし、大分コツがわかってきたぞ」 穏乃「依藤さーん……って熱っ!あちー!」 澄子「?、高鴨さん……どうしましたか?」 澄子「何をそんなに悶えて……熱いっ」 由子「みんな全裸だから、ダメージがデカいのよー」 梢「そうですね……ひゃっ、熱い……」 由子「こっちにもお茶が飛んできてるのよー、熱いのよー」 やえ「……」 やえ「はっ……私は何を」 梢(もうやだ……) カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3330.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347880416/ 京太郎「ほんっとキツキツですね!とてもアラサーとは思えませんよ!」パンパン はやり「あっ!あぁん!い、言わないでぇ!京太郎君のが大きすぎるのぉ!」 はやり「んんん…!あん!ふぁああ!ああぁ!中でこしゅれるぅ!」 京太郎「こんなにおっぱい揺らして!きっとテレビ見てる人もおっぱいばっかり見てるんでしょうねぇ!」モミモミ はやり「ふぅん!い、いまは京太郎君のだからぁ!京太郎君のものだけだからぁ!もっと強くしてぇ!」 京太郎「これじゃあ牌のお姉さんじゃなくてパイのお姉さんですよ!こんなおっぱいぶるんぶるん揺らして!」モミモミ はやり「やぁ!胸だけじゃやぁ!もっと突いてぇ・・・!」 京太郎「全くわがままなプロですね!お望みどおり激しくいきますよ!」パンパン 京太郎「くぅ!こんないやらしい体なのに、中はこんなキツキツなんて」パンパン 京太郎「そろそろ出しますよはやりさん!」 はやり「出してぇ!中でいっぱい…京太郎君の若い精子いっぱい出して欲しいのぉ!」 京太郎「出るっ!」 ビクンビクン はやり「きたよぉ!京太郎君の精子ぃ!私のなかにいっぱいきてるよぉ!」 はやり「あぁん!イク!私もイっちゃう!おちんぽに精子注ぎ込まれていっちゃうのぉぉ!」ビクンビクン はやり「イク!イク!イっちゃうのぉぉぉぉぉぉ!!」 京「うぅっ…搾り取られ…」ドクドク はやり「ああぁん…はぁ…はぁ…」 京太郎「はぁ…はぁ…」チラ はやり「はぁ…はぁ…白いの、いっぱぁい♥」 京太郎「はぁはぁ」ムクムク 京太郎「まだ満足できませんよ!」 ガバッ はやり「やん☆」 ギシギシパンパンパンパン 京太郎「うっ……」ドピュドピュルル はやり「ん……もっとぉ……」 京太郎「も、もう限界……」 京太郎「はぁ……はぁ……」 はやり「さっ、次いこっか☆」 京太郎「え」 はやり「ほらほらぁ、もっと締め付けちゃうよ♪」グイグイ 京太郎「あの、ちょ」 ムクムク はやり「わぁ☆やっぱり大きくなった☆」 はやり「それじゃあ続きしよっか♪」 京太郎「」 はやり「んっ・・・あっ・・・んん・・・」ギシギシ 京太郎「」 はやり「やだぁ京太郎君ったら☆、15発出したくらいでもう動かなくなっちゃうなんて」 はやり「おねえさんは悲しいゾ♪」 はやり「でもぉ♪ここはまぁだまだ固いままなんだよね・・・ふふっ☆」 はやり「んぅっ!またクるよぉ・・・」 はやり「いっぱい、いぃっっぱい出してね☆」 ドクンドクン はやり「やんっ!やっ、あったかいの・・・中で溜まってくる・・・」 数日後 はやり「はい、お薬の時間ですよ~☆」ザラザラ 京太郎「あ…あ…」ゴクゴク ムクムク はやり「はい、今日もちゃんとおっきくなってえらいねー☆」 はやり「じゃあ早速いれちゃうよぉ♪」 ヌプゥ はやり「んぅ、入ってきたぁ…」 はやり「んん、あぁん、んっ、ふぅぅん…」 はやり「ふふ…京太郎君はぁ、ずぅっと私と繋がってるの☆」 はやり「私のことキツいって言ったんだから」 はやり「一生キツキツの中を味あわせてあげるね☆」 終わる
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6185.html
特別編 文化祭おまけ 照「…………」紅茶まみれ 咲「あ、えっと……その……」 「み、宮永さん!?も、申し訳ありませんお客様!!」 「すぐに何か拭くものを!!」 照「……咲?」 咲「ひっ!?」 照「怒ってないよ?ただ、さすがにこれは無いよね?」 咲「お、お姉ちゃんごめんなさい……」 照「転んで飲み物を狙ったようにかけるなんて……私でも中1までしかやってないよ(ボソッ)」 咲「うぅ……」 京太郎「……咲?それに照さん!?」 照「京ちゃん!?そ、その恰好……」 京太郎「あ、やべ……ゴホン、照お嬢様、一体どうなさいました?大体の予想はつきますが……」 照「て、照お嬢様!?」 咲「きょ、京ちゃん……その……」 京太郎「申し訳ありません、こちらの不手際でこのような不快な思いをさせてしまって……すぐにシャワーとお召し物のご用意をさせていただきます」 京太郎「おい、シャワー室と何か女子のジャージかなんか用意できないか?」 「シャワーはすぐいけると思うけど……ジャージなんて持ってきてる人いる?」 「いても汚れてたり使ってたりでしょ。宮永さんの制服とかは?」 咲「私メイド服で帰るの!?」 京太郎「さすがに原因とはいえ咲が可哀想だな……俺もジャージとかないし、俺の服貸す訳にもな……」 咲「お姉ちゃーん、京ちゃんの制服でいいー?」 照「おっけー」 京太郎「おい咲!?照さんもいいの!?あ、よろしいのですか?」 照「別にいい。それより」 京太郎「はい?」 照「執事が失態を犯して、何も無し?」ニッコリ 京太郎「はい、照お嬢様、アーン」 照「あーん……ん、おいしい」 京太郎「それは何よりです」 照「次は紅茶が欲しいかな」 京太郎「……照お嬢様?」 照「何?」 京太郎「差し出がましいことを言うようですが……さすがに男性の膝の上にずっと座っているというのは、少々はしたないのでは?」 照「執事が命令を聞けないというの?」 京太郎「……了解致しました。紅茶の砂糖はいくつになさいます?」 照「2つで」 咲「お姉ちゃんずるい……」 「執事な須賀くんの膝の上に座ってアーンまで……羨ましすぎる……」 「おまけにそのまま30分も……これがチャンピオン……」 「宮永さん、私にこの紅茶かけて」 咲「それ熱いやつだよね!?やめてって!!」 照「次はスコーンで、もちろん食べさせてね」 京太郎「……そろそろ勘弁してもらえませんか?」 照「……だーめ」 京太郎「かしこまりました……麻雀部の方に行くまでにはお願いします」 照「……京ちゃん次第かな」 この後、嫉妬の化身と化した咲とのインハイ時以上の対局が始まるのだった
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6187.html
閑話、京太郎のメール(和に対してはいつもの口調だと思って下さい) 京太郎「…………」カチカチ 『もうすぐ2度目の大会です。前回はすぐに負けましたが、今度は負けたくないです』 京太郎「送信っと。まぁ、『不安だどうしよう』なんて書く訳にもいかないしなー」ピローン 京太郎「お、早いな……」カチ 煌『それはすばらですね!!私もまだまだなのでお互い頑張りましょう!!』 和『大丈夫です。いつものように打てば必ずいい結果が残せます。須賀くんが上達しているのはみんなが保証しますよ』 照『今の京ちゃんならすぐ負けたりはしない。頑張って。応援してる』 小蒔『私ももうすぐ大会です。大会前はちょっと怖いですけど、全力を尽くします!一緒に頑張りましょう!!』 竜華『京太郎くん頑張っとるんやし、ずっと負けるなんてことないから安心しやー。なんなら膝枕で運でも分けたろか?』 京太郎「……ありがたいな」 京太郎「……あ・り・が・と・う・ご・ざ・い・ま・す、っと」カチカチ 京太郎「よし、いっちょやってやるか」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6165.html
まとめ 始めに 設定 本編 清澄1 清澄2 清澄3 清澄4 永水1 永水2 永水3 永水4 阿知賀1 阿知賀2 阿知賀3 特別編 特別編1 特別編2 特別編3 特別編4 特別編5 特別編6 特別編7 特別編8 特別編9 特別編10 特別編11 特別編12 特別編13 特別編14 特別編15 特別編16 特別編17 特別編18 特別編19 特別編20 特別編21 特別編22 特別編23 特別編24 特別編25 特別編26 特別編27 特別編28 特別編29 特別編30 特別編31 特別編32 特別編33 特別編34 特別編35 特別編36 特別編37 特別編38 特別編39 特別編40 特別編41 特別編42 特別編43 特別編44 特別編45 特別編46 特別編47 特別編48 特別編49 特別編50 特別編51 特別編52 特別編53 特別編54 特別編55 特別編56 特別編57 特別編58 特別編59 特別編60 特別編61 特別編62 本スレ -京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」咲「2冊目」 京太郎「俺の日記」照「3冊目」 京太郎「俺の日記」春「4冊目で」小蒔「2週目です」 京太郎「俺の日記」初美「5冊目で」霞「2週目よ」 京太郎「俺の日記」穏乃「6冊目!」憧「3週目ね」 京太郎「俺の日記」玄「7冊目の」宥「3週目だよ~」